現在は室長自身が兼任する「学習アドバイザー」。
現在募集しているこの新しい職種について、室長に回答してもらいました。
学習アドバイザー(兼任)長南智志
学習アドバイザーとはどのようなお仕事ですか?
ご家庭にあった学習サービスを提案し学習指導をサポートするセールスマンであり、セミナーの企画立案と運営、マーケティングも担当する役職です。セールスマンではあるのですが、
単にたくさん売るという事を目標にするのでは無く、子どもの課題を発見しそれに対して最適な提案をしていくことが大切です。
いまはどんなお仕事をされていますか?
今は教室長業務の傍ら、家庭教師の集客をしています。まずはセミナーの企画を立てることから始まります。どんなターゲットに対して、どんな内容のセミナーをするのか、どの媒体でどうやって集客するのか等もアドバイザーの業務です。セミナー当日は講師を務め、その場で学習相談の予約を入れます。学習相談では、通常お母様とお子様が同席し、勉強の進み具合を確認していきます。課題があればその解決手段として家庭教師指導を提案いたします。学習相談を申し込んだ方のうち半分位が家庭教師指導をお申込みいただいています。それから、先生をマッチングし受験までサポートしています。
やりがいについてはたくさんあるので中々一つには絞れません。
塾に通っていても伸び悩んでいる原因を親子が自覚できているケースはほとんどありません。また両親の意向で塾に通っていても、勉強が嫌いな子、受験に興味が無い子はたくさんいます。
それが、学習相談をしていく中で、伸び悩んでいる原因を発見できたり、ご両親には見せていない子ども自身の意見を確認出来たり、中学受験の意味を再確認出来たりすると、それだけでも価値があることです。もちろん受験に向けて成長していく姿を見ることができることも大きな喜びですし、中学受験を終えた卒塾生が、高校生大学生になってからその成長した姿を見せてくれることもあります。
先生達とはまた違った関り方ですが、「きっかけを与えてもらえた」なんて言ってもらえると、「やってて良かった」と素直に感じます。
学習会の強みはどのような点でしょうか?
大手家庭教師センターとバッティングした場合でも、9割以上は学習会をお選びいただいています。それは、子どもの状況をしっかり確認し、どこで躓いているのか、どうやって目標を達成するのかを共有するように心がけているからだと思います。多くの家庭教師センターでは、単純な商品説明に留まっているようですので、こういった結果につながっているのだと思います。
中学受験市場の先行きについて、どのような考え方をもっていますか?
日本全体では少子化で子どもの数は減っています。一方、中学受験者数は2008年のリーマンショックに始まる不況の影響で、中学受験者数は年々減少していましたが、2015年に底を打ち2016年以降は毎年前年を上回っています。また、一人当たりにかける教育費も上昇傾向にありますし、世の中が多様化することで私学志向もさらに上昇していくかもしれません。少なくともマクロな視点では、悪い環境ではないと考えています。
中学受験の動向などはどのように勉強していますか?
森上研究所など、業界動向を研究している団体が主催するセミナーに参加しています。また、各学校が塾向けの説明会を開催していますので、学校ごとの情報については、こちらで仕入れています。あとは、一番情報に敏感なお母様たちから教えていただくことも多いです。
今後は、学習会をどのように展開させていきますか?
3年間で家庭教師事業部として独立採算の形にしていきたいと考えています。そのために、3年で3名の学習アドバイザーの採用を予定しています。まずは今年から来年にかけて1名採用し、学習アドバイザーとしてしっかり育てていきたいと思っています。